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第八回護摩堂山開き柴燈護摩法要奉修

越後平野に大光明を

会場となった東京国際フォーラム

▲ 登山安全を祈念し、あわせて地元田上町、大きくは新潟県の霊的浄化および郷土繁栄を祈った


会場となった東京国際フォーラム

▲ 一般観光客や地元田上町の人々約五百人が護摩木を投入

晴天に恵まれた四月二十九日、新潟県南蒲原郡田上町護摩堂山ふれあい広場で「第八回護摩堂山開き柴燈護摩法要」が法務部職員を導師に奉修された。

本法要は、二〇〇一年田上町観光協会が主催する「護摩堂山開き」の一環として町から依頼を受けた新潟連絡所が、阿含宗の柴燈護摩法要を以て護摩堂山登山安全を祈願する目的で始められ、今年で八回目を迎えた。

修法地となった護摩堂山は標高二百六十八メートル。田上町のほぼ中央に位置し、山頂からは眼下に越後平野が広がり、日本海のかなたに佐渡島までも望める眺望を持つ。中腹には二百年以上の歴史を持つ湯田上温泉郷があり、田上町全体では年間五十万人の人が訪れている。

山名の由来は、弘法大師がこの地を訪れて山頂に護摩壇を築いて護摩を焚いたとされる伝承に基づく。

新潟地区では護摩堂山の登山安全と田上町繁栄を祈念すると同時に、新潟県全体の霊的浄化と発展を祈る好機ととらえ、また、地元との交流発展の場として活動を行っている。

新潟県では最近の三年間に水害や豪雪、地震などが起こり、中越沖地震の際には柏崎刈羽原子力発電所にて放射能漏れが発生するなどの災害が発生しているが、田上町には災害による被害は無く、被災地域の復興支援を行うなど、「護摩堂山安全祈願」を掲げ真正仏舎利尊を奉安しての柴燈護摩法要を続けてきた意義は大きい。

護摩堂山の眼下には新潟県中部から北部にまたがる越後平野が広がっている。この越後平野はしばしば発生する河川の氾濫の度に大きな被害を出しており、家屋の流出や大凶作、疫病に飢饉など「災害と貧困の悪循環」に陥り、その陰には無数の水子が存在していることも忘れてはならない。

今回の護摩法要は「越後水害関連諸精霊に大光明を!」をスローガンとして、越後平野に累積する水害関連の霊位、水子霊の解脱成仏、並びに災害消滅、郷土繁栄を祈る。

当日、午前十時、恒例の護摩堂山登山道を田上町観光協会役員と阿含宗山伏が登り、登山道に湯田上温泉の源泉をまいて清めを行った。

次第は進み、山伏が結界に入壇。山伏問答が行われた。本年も新潟地区信徒のみで山伏問答を行うなど、新潟地区は着実に進歩を遂げている。

午前十一時、点火と同時に天高く聖煙が上がり、やがて真紅の炎が燃え上がる。法要半ばには、田上町町長以下、観光協会会長ら役員が護摩木投入を行い、それに続いて一般観光客や地元田上町の人々が護摩木を投入し、浄火に手を合わせた。

田上町との八年にも及ぶ実績と信頼関係により、護摩法要は町のイベントから、町と平和を祈る行事へと定着してきた。

法要の模様は、当日新潟テレビ・テレビ新潟などのニュース番組で放映された。また、新潟日報などの地元紙にも掲載され、年々知名度を高めている。

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